今日、アニマルシェルターを訪問し、100頭近いワンコたちと1時間くらい過ごし、
生後4か月目に入ったくらいの仔犬を新たな家族として迎え入れ、連れて帰ってきました。
5月末にテディとお別れをしてから、犬のいない生活を17年ぶりに経験し、
その間、偶然か必然か、定期的な出張の仕事もあり、家を不在にする自由が沢山ある、というライフスタイルをこの3か月間、ある意味満喫しました。
人間だけが共に暮らす生活は、なんだかとっても自由で、
家をフラリと留守にしてもぜんぜん大丈夫で、
あ~こうして、色んな所に旅に出かける生活もありなのかもね・・・と思ったりもしました。
でも・・・・・
なんだかしっくりこないのです。
家にいても、なんだか人間2人と爬虫類2種との共同生活には、何かが欠けている感じがずっとしていました。
理由は、自分の心の奥ではとっくに分かっていました。
でも・・・・・・
躊躇する自分がいたのも事実です。
もう、あんな悲しいお別れを経験するのはイヤ・・・という想い。
これから15年~17年、共に暮らすことになる、、次の子がこの世を去るとき、私はもう還暦を超えている年齢だよ・・・
好き勝手に夜遊びしたり、旅行にいったり気軽に自由に過ごすことはできないことへの迷い・・・
先住犬テディに対する悲しみやテディとの日々を想うがゆえに、踏み出せない一歩・・・
いろんな感情がめぐり、
新しく犬を家族として迎えることに、
迷っていました。
その想いがふっきれたのは、そのきっかけを与えてくれたのは子供でした。
彼が生れた時にはすでに、先住犬テディがいて、
息子は犬と共に年齢を重ねてきました。
だから、テディが亡くなった時、そしてそれからの3か月間、
彼も、彼なりに感情の落としどころを見失っていました。
その結果、メンタルが弱くなり、学校で問題行動に繋がり、
エネルギーレベルが著しく低下する、という現象も起きたりしました。
もちろん犬の存在が理由のすべてではないけれど、
私たち親子の生活に、大きな穴がぽっかり空いて、
その穴を犬以外の方法で埋める術を見つけることが、それぞれにできなかったのです。
そして、出張の仕事が一段落ついた9月下旬、
オーストラリアからのゲストを通訳としてアテンドしている間に、
自らも様々な気付きやデトックスが自然に起こり、
うん、やっぱり、犬との生活は、私たち親子にとって、必要なんだな、と
色んな迷いや一歩を踏み出せない何かがふっきれました。
と同時に、先住犬のテディの存在が、とても身近に感じられるような出来事もあり、
そんなテディの存在も新しいワンコを迎えることを後押ししてくれたように思います。
ということで、今回、お世話になったのは、
ライフボートジャパン、というNPOアニマルシェルターです。
ペット屋さんで、犬を買う、という選択肢ははじめっからないので、
どこのアニマルシェルターにお世話になるか、という選択肢だけでした。
いくつかのNPO団体を検討している中で、
最終的に、自分が犬を飼うのであれば・・・・と譲れなかったのは、
その子を仔犬の時から家族として迎え入れる、ということでした。
なので、結果、仔犬の里親募集を数多く行っているこの団体さんに決めました。
ほとんどは、雑種です。
同時に、初めて、アニマルシェルターという場所を訪問して、
とても切ない気持ちになったのも事実です。
もちろん団体の皆さんはとても真摯に、一生懸命、出来る範囲で動物たちの世話をしています。
しかし、決して、居心地の良い環境にいるわけではありません。
そこにいるニャンコやワンコたちからは、負のエネルギー(どちらかというと、不安、恐怖というエネルギー)が、
ヒシヒシと伝わってきて、
本当に切なくなる場所でした。
無邪気に遊んで遊んで~というワンコがいる中で、
恐怖と不安で吠えることを止められない犬たちや、
ケージの奥の暗がりでブルブル震えているワンコ達をみるのは、本当にいたたまれない気持ちでした。
涙が止まらなくなりそうで、心が折れてしまいそうでしたが、
それでも、一匹でも、ここから幸せにできるワンコを引き取ってくることが、
少しでも世の中の飼い主のいないワンコやニャンコたちの救いに繋がるとも思って、
1時間、たくさんのワンコたちとお話しをしてきました。
大丈夫だよ。びっくりさせてごめんね。大丈夫だよ。。
そんな言葉しか出てきませんでした。
最後の最後まで、いっそのこと、2匹、引き取っちゃう?って子供と真剣に検討しましたが、
とりあえずは、1匹、そして、時期を見て、2匹目もイケルかも!ってなったら、また、
この子たちの中から1匹を引取りに来ようね、
そう決めて、
最後の最後に、出会った、生後4か月のワンコを連れて帰ることにしました。
これからの自分の人生は、この子と共に15年間+~過ごしていくことになります。
大変だけど・・・・
ちょっとホッとした、というか、
なんだか元に戻った、、、という感じがすごくしています。
きっと、その間に、息子は家を出て一人で生活してしまうかもしれないけれど、
この子と共に、犬と共に成長していくことは、子供にとっても、大きな糧になると、思っています。
散々悩んだ挙句、
リッキー、と
名づけました。
リッキー君、これから共に楽しい時間をたくさん作っていこうね♥
リッキー君?リッキーさん?
ミスター リッキーだろうね、宜しくね!