チームワークと信頼関係

様々な会場、現場を経験し、その都度、異なる運営会社、エージェントとお付き合いをしていると、

良くも悪くも、仕事のしやすい現場、会場、エージェント、運営会社etc..の基準が自分の中で出来上がってきます。

もちろん、様々な視点観点で、その基準値は一定ではなく、常に変化をするものでもあります。

不変な点と言えば、常にそこには、多くの人たちが関わって、それぞれの任された責務の中、

「そのイベントを成功に導く」という同じ目標に向かって動いていること。

つまり、現場に関わる人々全員の動き、配慮、現場対応力が、トータルで合致して、初めてそのイベントは「成功した」と言えることになるのだと、思っています。

バイリンガルMCとして現場に入る時、私達バイリンガルMCは、とても宙ぶらりんなポジショニングに位置している場合が多いので、いかに、会場、運営スタッフ、エージェント、クライアントそれぞれの明確な立場で動いている人たちとの連携や、信頼関係が結果を大きく左右します。

 

「そのイベントを成功に導く」ために、各々課せられた責務を全うする。

 

と言っても、常にすべての現場で動いている人々が同じ意識であるとは限りません。または、意識に差がある場合もあります。思い描いている成功絵図が異なる場合だってあるのです。

そうした場合、意識の差によって生じた溝を現場で、どうにかして埋めながら、円滑に業務をこなしてゆく対応力が求められる場合もあります。

「これって、本来は運営会社が配慮・対応すべきことじゃないのん?・・・」と思うようなことも、

結局、「そのイベントを成功に導くために」、私自身、バイリンガルMC業務の合間に対応できる範囲で様々なことに現場で対応する場合が沢山あります。

あるいは、私自身かつて運営側の立場でイベントを開催していた経験があるため、どうしても、バイリンガルMCという立場で現場に入っていながらも、運営側の目線で全体を見てしまうこともあったりして、

むしろ、出しゃばりすぎないように、運営スタッフの皆さんを信頼して全てをお任せして、自分はバイリンガルMC業務を全うすることだけに意識的に集中する、ということも多々あります。

どの現場も本当に、ケースバイケースですし、それはつまり、その都度、そこに関わっている「人」が現場ごとに異なるからこそ、なのです。

 

だからこそ、異なる現場で、顔見知りの運営スタッフの方々や、違うクライアントで異なるイベントだけど、

何度も出入りしている会場で、会場のフロアクルーやフロアマネージャーと何度も現場を同じにしてきた、という場合には、

ホントウに安心感と信頼感の中で、業務に集中することができます。

バイリンガルMCは、その会場には、極端な特例を除けば、ほとんどの場合「自分一人だけ」の存在です。

同じ業務を行っている人は、自分以外には会場内には配置されていません。

当たり前のことなんだけど、これが、無意識の内に相当なプレッシャーとなって、

現場で緊張してしまう方もたくさんいることでしょう。

そんなときこそ、どれだけそのイベントに関わっている人たちと、円滑にコミュニケーションをとり、

お互いに信頼関係を築いて、お互いの責務に関してしっかりと責任を持って任せ合えるか、という点は非常に大切だと私自身は感じています。

 

自分以外の他者に対して絶対的な信頼感とチームワークを持って現場に臨むためには、

まず、自分が自分自身をしっかりと信頼していなければなりません。

自分の業務に対する責任感やそこに対する自らに対する信頼感をしっかりと受け止めていないと(=腹をくくって現場に臨む=きちんと責任を取る、果たす覚悟を決める)、

周囲の人々に同じように信頼感を寄せる余裕は生まれてこないからです。要するに、自分のことでいっぱい、いっぱい・・・みたいな状態です。

 

いくつかお仕事をご一緒している運営会社で、本当に素晴らしく動きに無駄がないスタッフが多いな~と感じる運営会社もありますし、

その逆も然り。(苦笑)。

素晴らしいなあ~と思う運営会社やエージェントに関しては、レッスンの中で、企業名をお知らせして皆さんにお薦めしています。

東京レッスンの場合には、会場ごとの特徴なども合わせて情報提供していますので、初めての会場でも現場のイメージが思い描けるでしょうし、

そうした情報は、安心感を持って現場に入るためのひとつの手助けになるとも思います。

 

今週、担当させてもらった現場を仕切っている運営会社のベテランディレクター達は、全体数の中での仕事数は少ないのですが、

非常にきめ細かい配慮が行き届いていて、毎度感心しています。

自分自身も、そういう現場を見ることはモチベーションも上がりますし、何より仕事がしやすい環境は本当に楽ちんです。

私自身、「きめ細かい配慮が行き届くバイリンガルMC」という信頼感をより多くの運営会社、エージェント、クライアントさんに思って頂けるよう、

日々、もっともっと精進していかねばな~、と改めて思いました。

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