ウィット。国民性。その他いろいろ。

First of all, eh, oh,
I, well,
how good looking at as my wife.

OBAMA新大統領、就任式で純白のドレスのミッシェル奥様と2人で登場して最初に出てきた言葉がこれでした。素敵。

「まず、最初に、、えっと、、、
 ボクの妻、美しいだろ?」

国民性と慣習が大きく影響していますが、
日本ではありえないですよね。この最初のひとこと。笑。
大統領就任式では、夜通しダンスパーティー。
結婚式も基本的には、披露宴は夜通しダンスパーティーなのですが、それと同じ。

そして、大統領、という本当に大きなそして重い責任をこれから背負い国のためにリーダーシップをとってゆく立場の偉大な人なのに。
妻の美しさをその場にいる200万人の観衆プラステレビの前の、おそらく何百万人、何千万人の人々に向けて問うなんて、ウィットにあふれていますよね~。

「個」がとても尊重される国ならでは、という感じがしますし、
これが、アメリカの歴史始まって以来、初の黒人大統領誕生、という、結果にもつながったのかもしれません。

「個」が尊重される。
つまり、その人の肩書きや、肌の色や話す言語云々以前に、
「一人の人間として」その存在を認め、尊重する。
それが、「個」を生かす、「個」が最大限に活かされるのだと思います。

それだけに、「個」は、自分に責任をしっかりと持たなくてはなりません。

米国の大学は、入学するのは割と簡単です。その代わり、卒業するのは本当に大変です。
しっかりと自分のビジョンを持ち、なぜ自分は今ここにいて、勉強しているのか、という
「自覚」がないと、どんどん置いて行かれます。私の兄なんて、一体何年、アメリカの大学生やってたんだろう、、、笑。

教科書は、厚さ5cm以上のものばかりだし、1日に20ページとか読んで、自分なりにセオリー(論理)をまとめたり、ディベートやディスカッションで発言する内容を教科ごとに考えてゆかなければなりません。ディスカッションで発言しないと、確実に成績はFに近づきます。(F=Fault:落第)。

大学時代、夏休みに兄が当時住んでいたLAに転がり込んで、サンタモニカカレッジの夏期講習授業を受けていた私は、夏休みの3ヶ月間、本当に毎日、20ページ近くの教科書を読んで日々、意見をまとめてゆくのに必死でした、そして、そんなこと、日本の桜美林大学では有り得ないことで、日米の教育システムの差に愕然としたことを覚えています。

日本はシステムとしては真逆ですね。入学がとにかく大変。一度合格してしまえば、何となくそこそこ通学していて、何となく卒論書けば卒業はできます。。
どちらが良いとか悪いじゃなくて、
米国では、このように、教育システムからして、小さいときから「個」に責任を持って生きる、ということが前提になっている、ということの一例です。
もちろん、多民族国家、という背景も大きく関係しているでしょう。

これからの時代は、日本も含めて、世界がもっと「個」にフォーカスしてゆくことが増えてくるのではないかな、と思ったりもします。
そうして、そうした価値観で他者とかかわってゆくと、本当にどんな人にも優しい気持ちを持つことができる。
そんな風に思います。

とは言え、それが逆に悪い面が飛び出て、ぐちゃぐちゃになった米国経済でもあったのですが。アンクル・ブッシュのお陰で。。笑。

全ての物事はプラスとマイナス、陰と陽が表裏一体ですから、プラスに転じるときには、一度、ドスンとすごいマイナスに陥ることも多いのでしょう。それが今の世界情勢なのではないかな、と考えます。天災、犯罪、経済、いろいろな面で。

個人単位でも、倒産、リストラ、偽造、嘘、色々ネガティブなことが多い世の中ですが、これも、プラスの光ある世の中へと変化していくひとつの過程にすぎないのだと、私は捉えています。

だから、「個」をしっかりと持つこと。ここをどうやって乗り切っていくのか。
そのためには、自分にふりかかる全ての物事に「責任を持つこと」。

それがとっても大切になってくるのだな、と思います。そこが世界で問われている結果としての、様々な現象なんだろうな、なんてことを考えます。

親と子、である前に「一人の人間同士として」。
生徒と先生、である前に「一人の人間同士として」。
年配者と若者、である前に、「同じこの世に生を受けた一人の人間同士として」
社長と社員、である前に「一人の人間として」

いろんな枠を超えて、素っ裸の人間として色んな人と接してゆくことは、

こうして、まずは自分自身の中の枠をとっぱらうことが、一番大切な気がします。
もちろんこれは、相手を敬う気持ちや、尊重する気持ちがベースにあってこそ、だと思いますが。

自分自身もそうして、精進してゆこう、と自問自答の日々です。

米国経済と日本経済は本当に密接につながっているので、オバマ新大統領にはYesWeCan。ポジティブなこのスローガンを現実の形にしていって欲しい、と。日本人としても彼のこれからのリーダーシップに期待を寄せています。

さて、話は変わり、今日は、千葉の八街という場所にピアノ(電子ピアノだけど)を弾きに行ってきました。急遽、隣町で牧場を営むオーナー母さんにも声をかけて助っ人で来てもらいました。
童謡、唱歌はまだいいんだけど、年配の方々だけに、リクエスト曲の中には聞いたことない曲や演歌がたくさんあって、それらをピアノで伴奏するのは、慣れていない私にとってはかなり苦労でした、、でも、ばあちゃんたちは、拍手で「また会えるの?」なんて聞いてくれて、本当に、励ますためにピアノを弾きに行っているわたしが、励まされています。

1時間のピアノ伴奏のために、往復4時間電車に揺られて行くのですが、
時間、という拘束に変えがたい暖かい時間を過ごさせてもらいました。

何だか、こういうピュアな気持ちとか、純粋な喜びを、日々、雑務とか業務とかネバナラヌ的なことばっかりに追われていると、どうしても忘れがちになってしまいます。
だから、こういう機会を与えられて、ヘタッピなピアノ伴奏でも大きな声でヘタッピ伴奏に合わせて歌を歌う患者さんたちに、なんだか癒されてしまいました。

月1回、出来る限りしばらく通おうと思っていますが、
千葉方面在住の方で、八街市まで割りと簡単に行ける場所にお住まいの方で、興味のある方はご連絡下さい。

元々、私の長年の弟分のような友人がそこに勤務していて、ピアノを弾ける人がいなくて困っている、、とのことだったので、名乗りを挙げた私ですが、できたら月に2回くらい、1時間程度、お歌の会でピアノ伴奏をしていただける方を病院では募集しています。私は基本的に、固定で通える人が決まるまでの、繋ぎピアノ伴奏助っ人でしかありません。
最初は、月1回~くらいから数ヶ月様子を見る、とのことでした。

ご連絡くれましたら、一度見学に来てもらって直接、ご紹介します。
興味ある方は、右側「メールを送信」ってところからメールくださいね。

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