語学力

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★Bilingual MC TIPS&HINTS: Vol.4 語学力

バイリンガルMCである以上、少なくとも2カ国語どちらの言語も「流暢」に扱う技術を持っていることが前提です。
もちろん、日常的な語学力で対応できうる内容のバイリンガルMCもまだまだありますが、それらもいずれは淘汰されてくる日も遠くはないでしょう。
私自身、母国語である日本語プラス、英語、という世界共通語において流暢である以外、その他の言語については技術として持ち合わせていません。
できることなら、3カ国語、4カ国語と流暢に話せる能力を持っていることが
これから10年後、20年後に向けて必要になってくると、切実に実感しています。

少なくとも、バイリンガルMCとして活動している、活動してゆきたい、と
思われているのであれば、ぜひ、ご自身の語学力のブラッシュアップも日々心がけて下さい。
それは、TOEICで高得点を得ることでも、通訳検定試験に合格することでもありません。
実際のところ、(物議をかもしだす発言かもしれませんが・・笑)こうした、試験や点数は、はっきり言って、イコールその人の実力とは限らないからです。

文語と口語の決定的な違いがそこにあるからです。
また、「生きた語学力」を持っているのと、「教育上の語学力」を持っているのとでも、その即戦力には大きな差が生じます。

もちろん、通訳者を本業とされている方であれば、通訳試験などは必要かもしれません。しかし、では、バイリンガルMCとして本当に必要なのか?と問われたら答えはNOです。

使える語学力。生きた語学力。

これらをぜひ、ご自身の中でより深く糧として武器として現場で使える技術になりうるよう、ブラッシュアップを目指して頂きたいと思います。私自身、日々、心がけている事のひとつでもあります。

そして、それは、母国語である言語についても同じことが言えます。
2つの言語、または2つ以上の言語を同時に操り、各言語において的確な「分かりやすい」表現に変換してゆく、ということを完璧にするためには、母国語に対する深い知識が絶対的に必要です。

まずは、自分の考え、想いを具現化して言語表現する。ここから始めてみて下さい。
レッスン内でも、エッセイを書いてもらったり、突発的なお題でスピーチをしてもらったりしますが、自分自身の言葉で的確に言語表現ができなかったら、いくらTOEICで高得点を持っていたとしても、それは全くもって無用の長物なのです。

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Message・・・・・

上記の、TIPS&HINTSの続きになりますが、ここ数年感じていることのひとつに、いよいよ、言語の国際化がより具体的に日本においても実践されてきているな、ということ。
http://bit.ly/a6QTmb

10年前、20年前は、それこそ英語が流暢に話せる、というそれだけで、
資格や検定試験の点数等関係なく、ある程度の仕事が、かなりの高額報酬で提供される現場がありました。
しかし、これからの時代は、もうその考え方は通用しません。
言葉は生きていますから、日進月歩、日々変化します。それは、どの言語においても同じこと。
そして、言葉を取り巻く文化や環境も同じように日々変化しています。
つまり、言語、言葉を武器にして世の中に貢献する仕事に従事している私たちは、常に時代の流れに着目し、流れを読み、流れに合ったサービスを提供してゆかなければなりません。
この点について、本当に実践されている人が果たしてどのくらいいるでしょうか?
通訳家、翻訳家の方々についても、かつての超プロフェッショナル業種、という価値観はここ数年崩壊しているように感じます。
つまり、時代の流れを読まずに、いつまでもかつての栄光や価値観にしがみついていたままでは、結局、自らに提案される仕事量は減る一方でしょう。
これからの時代、ただ二カ国言語を流暢に操れる「だけ」では、それ自体にかつてのような高度な技術力、価値観を見出す観念は「ない」。と、私は断言します。
つまり、それでは、どうするのか?
より自分のスキル、モチベーションを上げて、他者と差別化できるサービスを提供してゆくことに他なりません。
時代が加速する今だからこそ、自らに目を向けて、自らができること、自らの無限の可能性を広げて、仕事につなげ、それは結果的に世の中への貢献にもつながります。

「言葉は生きている」そして、「文化も生きている」。
このことをより身近に感じ、自らの可能性を広げる「チャンス」に転換していくことが、
これからの時代をよりスムーズに行きぬく戦術に思います。

Love and Aloha,

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