実は、6月1日から2日に御岳山の宿坊に行っていました。ひとりで、笑。
宿坊っていうのは、御岳山であれば、御岳神社の神様をお守りしている神職さんが営む、お寺にある宿泊施設。
御岳山のほとんどの宿は、宿坊です。つまり、この周辺のほとんどの宿を経営されている方はみんな神職さんなんですねぇ〜。
ヤマトタケルノミコト、、アマテラス、、とか。聞きなれた神様がいます。
今回泊まったのは、山楽荘。この日、6月1日(金)の宿泊者は私だけ、というなんだか貸切の特別な感じ。
友人のライター、おおさきゆきさんの新刊でも紹介されています。ぜひご覧ください。
夜ゴハンは、神前で頂きます。この部屋がまた素晴らしい。
川合玉堂や、その他著名な画家、アーテイlストたちがかつて利用していた宿というとても由緒ある宿なので、宿の中はさながら美術館です。彼らの作品、彼らがお礼に、、と、山楽荘さんに贈呈した絵画や書や彫刻などがいたるところに置いてあります。
もちろん、神前の部屋も。
神職の片柳さん曰く、「御岳山の奥の院はとてもいい場所です。明日行かれるといいですよ。でもね、本当はね、この部屋こそが、とても神聖な場所なんです。川合先生や、その他の先生たちも、この部屋では集中できるみたいで、ずっと出てこないときもありました、、」とか。。
大広間のような大きさの中で、ストーブを炊いてもらって、ちょこん、っと座布団敷いて、お膳に並べられた食事はそれはもう豪華。全ての素材は、神職片柳さんが自分で栽培しているもの(野菜、草)や自分でとってきたもの(魚)。鮎の蒸し焼きなんて5時間くらい笹の葉に包んで蒸すそうで、「頭から尻尾まで全部残すところはありません」。
本当に、頭も、柔らかくてトロトロでした。唯一、目玉だけがコリコリしていただけです、笑。
「生きていることに感謝してください。生かされていることに感謝してください」
と膳を頂く前に言われました。
本当にそうだなぁ〜と。こんなに「食」を吟味して、食材を吟味してゴハンを食べるなんてこと、日常の中ではなかなか難しい。
でも、「感謝しながら食べる」ことは絶対できること。
金曜日、土曜日と、とにかく歩きました。山縣け。
滝、岩、石、木、気、緑、土、虫、鳥、空気、太陽、
御岳山の全ての自然を、自分の中に取り入れることが、1人で御岳に行った目的でした。
大きなことをする前には、自分自身の中に、十分に「気」が「エネルギー」がチャージされていないと、途中でガス欠になってしまう。だから。
山のエネルギーは優しく、不思議なことに、傾斜25度とか余裕であるよね?というような木の根っこの合間を抜けてゆくような急な山道も、登っている自分がいました。
元々体力はあるのですが、さすがに、この傾斜を見たときには、「登れるかな?」と不安になったのですが、登ってみると意外に大丈夫な自分がいて、「あれ?もう到着?」みたいな・・・コレも何か不思議な感じです。
土曜日の朝は、再び神前の前で、神職さんにお願いして、朝拝に参加させてもらいました。
ここの特徴でもあるんだけれど、朝拝のあとには、神職の片柳さんが、色紙にその人だけのメッセージを書いてくれます。
私は、
「好機は決して向こうから扉を開かない」
という題目で、長々とメッセージと絵が。
たった1泊で、夜ご飯しか共にしていないのに、なぜ、なぜ、
今回の私の宿泊の目的を射抜いているのだろう、この人は。。。すごい。
「気」をチャージして、「自ら前に進みなさい。自ら、扉を開いてゆきなさい」
そういわれたのです。
今回、私が御岳を訪れた目的と合致していました。すごい。すごい。すごい。
驚きました。
時々こうして一人になる。母親でもなく、女性でもなく、仕事人でもなく、
「一人の人間」として、
自分と向き合う。
とても貴重な素晴らしい1泊2日でした。
御岳山の写真、素晴らしいわよ〜〜★
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