前回の英語デフォルト化が必要なニッポン。
の記事に続いて、今回も声を上げてスピークアウトする内容です。
私は過激なアクティビストでも、かといって、ものすごい勢いの?平和主義者でもないけれど、
ただただ、地球というこの惑星に生命を授かり生きていく一人として、
自分は自然の一部であり、私たち人間は地球を労わり、美しい地球を維持していく責任があると思うし、
自然と共に、この惑星に生きる全ての生きとし生ける生命体と共にバランスをとって共生していく、という生き方、概念を自らのポリシーとして貫きたい、と思っているに過ぎません。
だから、その生き方を他者に強いしたり、賛同を求めて声を上げる、ということは今までしてきませんでしたし、
これからも、そんなに積極的に対外的に何かをする、ということはないと思います。
ただ、自分ができることを、出来る範囲で、最大限に、発信をし、自然に対して謙虚に自然と共に生きていく自分でいたい、と思っています。
だけど、
先日、キャロライン・ケネディさんがTwitterで太地町のイルカ漁に反対する書き込みをしたのを受けて、日本政府が発表したコメントのあまりのレベルの低さに、さすがに、ちょっと、政府と太地町、何か利権絡み?イルカやクジラ根本問題以外に何かあるのでは?という臭いがプンプンしたので、この場を借りて発言をしようと思います。
その後押しをしてくれたのが、↑で海外から寄せられた応援メッセージでした。
これは、シーシェパードグローバルのFACEBOOKページですが、そこにシーシェパードがにっしん丸の追い込み漁を阻止した、という記事が載っていて、そこに私自身、コメントをしました。「日本政府は、これは日本の伝統的な文化のひとつなので、、というオバカな発言をしている、本当に感じ悪い。日本でもっときちんと正しい情報が社会に広まっていくことを切に願うし、同時に、太地町でイルカ漁をしている人たちの生計を守るための代替案を提示しサポートしていく世の中になって欲しい」といったようなことを書きました。それに対して、たくさんのイイネと応援メッセージが書き込まれています。そこには残念ながら日本人の投稿者は一人もおりません。。
単純に言語の問題・・・・ではないような・・・・
つまり、
イルカ漁の何がそんなにいけないことなの?
と思っている日本人の人が多いのではないだろうか?
ということと、
シーシェパードが過激なアクティビストで、そんな団体を支援すること自体どうなの?
と思っている日本人も多いのではないだろうか?
ということ。
が理由なのかもしれないな、と。
私は、この概念が日本人のマジョリティなのかどうかすらも分かりませんが、
イルカやクジラに対する認識、
太地町のイルカ漁に関する実態把握、
なぜ、イルカやクジラを捕獲、食用、水族館向けに販売することが世界的にも非人道的だと言われているのか、
それをもっときちんと理解する必要があるのでは、
と感じています。
だからこそ!
私は、昨年、是が非でも、「マーメイドマジック」の日本語版の出版を希望しました。
そして、それは現実となり、その本を手に取った読者の皆さんは、少なくとも、これらのことについての答えを書籍で得ています。
その中で果たして賛同し、何か具体的なアクションを起こしている人がどのくらいいるのか、それは分かりませんが、小さな一歩、気づきを与えるひとつのきっかけにはなると信じていますし、
何もやらないより、こうして自分が貢献できる能力を活かして役立てていける場で、できることを提供していくことには意義があると思っています。
『マーメイドマジック』の本では、イルカの生態について、イルカ漁、捕鯨問題についてかなりシビアに書かれています。日本の捕鯨、イルカ漁に対する発言もあります。
その上で、捕鯨を国を挙げて全面禁止を達成したオーストラリアの例も紹介し、ただやみくもに反対するだけではなく、しっかりと国民全員が正しい知識を持ち、関わる全ての人にとって満足のいく結果に導いていく必要があることも重要であることを提言しています。
人間と同じ哺乳類であるイルカの高度な頭脳、人間とイルカに見られる多くの共通した生態系、水族館にいるイルカやその他の海洋生物の実態、
シーシェパード、という団体のこと、
こうしたことを「知る」ことによって、
一人一人ができることを出来る範囲で広めてゆく、
それが、今、本当に大切に思います。
福島の原発問題、汚染の問題、辺野古埋立地問題(ジュゴン生態に及ぼす影響)、サンゴの再生、
海を取り巻く環境、解決していかねばならぬ問題は山積みです。
海に囲まれた小さな列島、日本は特に海と密接に関わりながら昔から生きてきました。
だからこそ、政府が「イルカ漁は日本に昔からある伝統文化」なんてことを誇らしげに発言するのでしょうが、
そこじゃないよね、、発言すべきポイントは・・・・
The Cove という太地町のイルカ追い込み漁のドキュメンタリー映画も、確か、日本では公開が制限されたりしていた記憶があります。
そうした一連の流れを見ると、どうも、そこに何かしらの癒着、利権が深く根強く絡んでいるようにしか思えません。それこそ東京電力のような・・・
オノヨーコさんも、日本政府に対してイルカ漁の継続はどうかと思う、と柔かい口調ではありますが、断固としてこれは廃止すべきことである、ということをブログで発信しています。
ミス・ユニバース・ジャパンのナショナルディレクター、イネス・リグロンさんも同様に発言をしています。
こうした影響力のある人々が発言をしても、政府は断固とした態度を貫いている現状。
なにがそこにあるんでしょうか?
とても不可解な感じがします。
イルカやクジラが大好き、という人、たくさんいることでしょう。
その中で、太地町のイルカ漁や、水族館にいるイルカの本当の姿について正しい知識を持っている人はどのくらいいるのでしょうか。
これを機会に少し、色々情報収集してみようかな、と思う人が増えることを期待してこの記事を書いています。
『マーメイドマジック』は、400ページを超える分厚い本ですが、その中で100ページ以上に渡ってイルカ、クジラ、その他の海洋生物について生態系から絶滅の危機に瀕しているその状況などについて、詳しく書かれています。
興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。自分が翻訳した本だから売れて欲しい、という想いではなく、
ぜひ、イルカやクジラのこと、海のことを多くの人に深く考えてもらいたいという想いです。
なので、立ち読みでもOKですし、 図書館などで貸出されている類の本ではないかもしれませんが、、もし借りられるようであれば、ぜひ。アマゾンでは中古でもすでに出回っています。
民衆が声をあげていくことによって、メディアも今までとは違った形で報道をしてくれるでしょう。
一人一人の小さな一歩が現状を変えていくボルテックスとなって大きな変化を実現できると考えます。
No water, No Lives.
Respect our mother ocean, and its habitants.
Love and Aloha 🙂
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