ハワイ諸島の北西250kmに位置する島々10個のうち、2島が
Papahanaumokuakeaとして、ハワイ州としては2個目の世界遺産に登録されました。
1個目は、ご存じ、ハワイ島キラウエア火山のある国立公園。
この島々は、いずれも無人島で、世界遺産登録の理由として、
ハワイ固有の動植物が人の手の入っていない極めて自然の状態で保護されていること、
なおかつ、アメリカ全体の領土のうちおよそ69%に及ぶサンゴ礁がここにある、ということ。
この海域だけで、7000種類の海洋生物が自然の状態で生息していうこと。
さらに、古代ハワイアンの遺跡が残っており、かつて何百年も昔、古代ハワイアン達がこの島々で生活をしていたことを裏付けています。
自然の保護、そして、ネイティブ種族の文化、歴史の継承地として、
世界遺産に登録されたことはとても素晴らしいと思います。
参考URL: http://en.wikipedia.org/wiki/Papahānaumokuākea_Marine_National_Monument
http://papahanaumokuakea.gov/heritage/welcome.html
http://whc.unesco.org/en/list/1326/
http://coris.noaa.gov/portals/nwhi.html
以下WIKIより引用。
このエリアの保護活動は、実は1909年、今からおよそ100年前、セオドア・ルーズベルト大統領の時に始まっていました。
その後1940年代に入り、フランクリン・ルーズベルト大統領時代、その保護活動と範囲はさらにアップグレードされます。
1990年代に入り、自然遺産として改めて登録された他文化遺産としても認定。エコシステム保護地区としても正式に認定されました。
2000年、ビル・クリントン大統領は、この海域のエコシステムを保護するための条例を制定。
そしてその活動は、ジョージ・ブッシュ大統領任期のときにも引き継がれ、2006年、国定史跡に認定されました。
2007年に国定史跡に認定したエリアを、Papahānaumokuākeaというハワイ名に制定。
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Papahānaumokuākea の意味についてはこちらが分かりやすい。
http://directoryofkauai.net/blog/papahanaumokuakea-meaning
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More Reference
http://www.hawaiianatolls.org/index.php
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現在この場所は、観光地としてはもちろんのこと、教育的訪問、研究的訪問の目的以外では上陸、訪問することはできません。
また、訪問するためにも各機関からの許可が必要です。
その姿勢を、ぜひ、貫いてほしい。
それが、この場所に眠るハワイアンスピリッツや、そこに生息する海洋生物、動植物たちをそのままの形で保護してゆくことにつながると思うから。
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