本日、担当した国際結婚は、約半年間近くに渡り、MC以外の部分でブライダルコーディネートとしても依頼を受けて、様々な形で新郎新婦とかかわりを持ってきました。
再婚同士のカップルは、それなりにプロに対するリクエストも厳しく、時としてウーム、と唸る場面があったりしつつも、とにかく、当日できる限りのサービスを提供して、この特別な日を思いで深い1日になるよう総力を尽くして挑みました。
最後の新郎謝辞では、新郎が涙ぐみ言葉に詰まると言う場面もあり、思わず、隣にいた私も、会場にいるゲスト同様、目頭が熱くなりました。
その後、司会者が閉宴挨拶をするのですが、MCとして、プラスコーディネートとして長い期間関わってきただけに、やっぱり、その思いを、参列者や2人にも伝えたいと思い、
いつもなら、目頭熱くなる瞬間、歯を食いしばって(笑)、それ以上涙腺がゆるまないようにMCとして頑張るのですが、今日は、プロらしからぬ、涙声になりながらも、
「年間多くの国際結婚でバイリンガルMCを担当しているけれども、プロのMCとして、泣いたりすることはなかなかありませんし、するべきでもないと思っていますが、今日は、2011年担当した全ての披露宴の中でもダントツNO.1に素晴らしい披露宴だったと思いますし、バイリンガルMCのプロとしてだけではなく、個人としても2人を本当に心から祝福しています。本当におめでとうございます。」
とコメントいれてました。しかも、バイリンガルMCのプロなのに(笑)、英語だけでコメントいれて、日本語にするの、すっかり忘れてしまいました。大笑。
全然、本当、プロとしてどうなの?と言われるかもしれませんが、
本人たちだけではなく、参列者もとっても暖かいグッドバイブレーションで、素敵な時間でした。
ホテルや大きな会場、仕事がエージェント経由だったりする場合には、おそらくこうした発言や態度はご法度で、自分自身も、もう少しわきまえた行動をとるとは思いますが、
今回は、直依頼で、レストランウェディングで、何らそうしたしがらみを感じる必要性がなかったので、敢えて、個人の感情を全面に出した形となりました。
でも、それで良かったと思っています。
伝えることの大切さは、プロのMCであっても、参列者であっても変わらないと思うし、
本来、こうした人間としての感情をもっと豊かに、MCとして雰囲気含めて現場に反映できることこそが、これからの時代、より充実した現場作りの一端を担えるのではないかな、と期待も込めて感じています。
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