私のお気に入り番組、プロフェッショナル~仕事の流儀(NHK) ですが、
前回は、フレンチシェフ 岸田周三さんでした。
若くして、レストランカンテサンスのシェフに抜擢され、メニューのないフレンチクルーズをふるまう。
その裏には壮絶に、日々自分と向き合う彼の姿が映されてていました。
そして、自ら鹿猟に同行し、自然界の命を頂く、ことに対する気持ちを忘れないようにしていたり、
食材を育てている農園に足を運び、農家の人々と話をする。
そんな姿を見ていて、素晴らしい感性も持ち主だな、と感動しました。
コース料理を出し終わった後は、必ず外でお客様を送り出す、という気配りも然り。
テクニック、ホスピタリティ、バランスの素晴らしい人なんだなぁ~と思いました。
食べに行ってみたいな~。レストラン カンテサンス。
岸田シェフがフランスで修行中に師匠から言われた言葉。それが、
「昨日より今日、今日よりも明日」。例えわずかでも進化する自分でありたい。
彼の心の支えとなっている言葉なのだそう。
素晴らしいですね。
私も、自分の脳内にこのフレーズを追加させていただきました。笑。
私たちは、食なしでは生きてはいけない生き物だけれど、その食は、間違いなく100%生あるものから摂取しているわけで、やはり自然の恩恵、生物の恩恵、全てはひとつ、っていうことをもっともっと自覚が必要な気がします。
モロカイ島のカフナは本の中でこんなことを言っています。
「魚をとるときには、海にはいって”魚とひとつ”になるんだ。猟をするときには、”大地とひとつ”になり、”動物とひとつ”になるんだ。天気を願うときには、山の上に行って”空気と、空と、自然とひとつ”になるんだ。」
「ハワイアンは、自分たちが必要な分しかとらない。我々は、全ての命ある生きとしいけるものを尊重しているから。だからそこには、無駄がない。冷蔵庫も必要ないんだ、本当は。ゴミになるものなんてひとつもないから。」
「魚たちが寝ているときには、漁はしないんだ。だって、我々ハワイアンは命ある生きとし生けるもの全てを尊重しているから。彼らには彼らのライフスタイルがある。それを壊してまで自分たちの食をとるようなことはしないんだよ。」
そんなことを語っています。
私の好きな言葉のひとつに、Become one with the nature(自然とひとつになる)。っていうフレーズがあるのですが、これは、かつてアイダホ州ツアーの仕事をしているときに、仲間たちとツアー用に打ち出していたフレーズ。
その大切さを、このところ本当に感じます。
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