ハワイから戻って、2日間ほど日本にいたと思ったら、再びの旅立ちです。
本当はハワイから直接、と言う予定だったんだけど、ワンコも心配だし、結果、ハワイー日本、日本ー米国とそれぞれ往復で発券したほうがなんだか安かったり、、ということで、そんな弾丸スケジュールになったわけでした。
今回の渡米目的はただひとつ。ロニーさんがお父さんと家族と過ごすための時間。
私は、最初だけの付き添いです。4泊したら先に帰国、ロニーはこのあと、4月上旬まで滞在します。この1ヶ月でどこまで彼の英語力が成長を遂げるか楽しみです。
私が帰国するころは、まだ滞在4日目と言う感じで、言ってることはなんとなくわかるけど、自分から色々と聞いたりしゃべることができない、という状態で、本人も若干ストレスを感じているようでしたが、これは想定済み。
自分が高校生の頃もそうだったし、この時期は、ホームシックにもなったし、早く日本に帰りたいと毎日思っていたし、話が通じないことへのストレスや自分の殻に閉じこもってしまうこともありました。
そんな自分の経験談もロニーにはしてあるので、上手にこの時期を乗り越えて、1ヶ月の滞在を満喫して、またすぐに戻りたい!と思えるような気持ちになってくれると嬉しいな、と親としては期待しています。
さて、お父さんの家族構成は、日本の文化の中ではなかなかすんなりと受け入れられないかもしれない状況かもしれないけど、私たちにとっては、全くもってむしろストレスフリーでなんだか自然に、馴染める家族のあり方、という感じです。
現在共に暮らすパートナー奥さんには、3人連れ子がいて、ロニーとは義理の兄弟、と言う関係。
お父さんには母親違いの子供が合計4人(ロニー含め)います。笑。そのうちの一人の女の子はお母さんの方と一緒に暮らしているみたいで、現在の家にはいませんでした。
ロニーの異母兄弟は、16歳のルカ君、8歳のパネロペちゃん(まだ対面できず)、生後9ヶ月のKOA君です。皆、似ています!笑
ロニー含めて4人の異母兄弟は、全部お母さんが別々なので(笑)、それぞれの母方の特徴はもちろん出ているけど、父親は一人なので、やはり、似るものですね~。
ということで、この北カリフォルニアの家には、子供が全部で5人+ロニーで6人、ケアテイカー(子供たちの世話や家の世話する人たち)が色々出入りしていて、奥さんの兄弟が同じ敷地に別棟で住んでいて、敷地の管理なんかをしていて、、、
というわけで、連日、夕食は総勢10人とか11人とかの晩餐会のようです。
男子ズも女子ズモ分け隔てなく、家事をやりくりして、できる人ができることをする、手の空いている人が手助け必要な人を手伝う、できる人が子供の面倒を見て、宿題を手伝う、というHelp each otherの精神が本当に自然に実現されている素晴らしい環境です。
一人っ子で、祖父母と過ごす時間は多いといえど、私と2人+犬という少人数の生活を14年間続けてきたロニーにとっては、多くのことを学ぶ素晴らしい環境です。
これからは、14年間分の空白を少しでも埋めて、父と息子の関係を濃密なものにしていって欲しい、本当にそう思います。
そして、現在のパートナーであるレイチェルもすでにロニーをわが子同様に可愛がってくれて、ロニーのためにできることは何でもする、とまで言ってくれて、本当に涙が止まりませんでした。
こんな美しい、しっかりした奥さんを見つけたドミニク(ロニー父)は本当に幸せだと思います!
彼らの唯一の子供、9ヶ月のKOA君は本当に天使のようで、私はすっかり、親戚の叔母さんのようなポジションでKOA君溺愛です♥
BIG OHANA、自分の子供も近所の子供も、皆で協力して助け合う。
これって、まさにALOHAな生き方そのものだな、と思いました。
彼とであったモロカイ島、その後もハワイを頻繁に訪れているドミニクにも確実にこのALOHAなスピリットが宿っているし、
奥さんの家族の皆も同じような気持ちで、生活しています。
この場所を、この人たちを家族、と呼べるロニーは本当に幸せだと思うし、
私も、彼らとの家族の繋がりを深く感じ、感謝の気持ちでいっぱいの滞在になりました。
家の周りには何もなくて、誰も住んでいなくて、陸の孤島だけど、本当に守られている、という感じのする場所です。
KLAMATH 川という美しい川がすぐ下を流れていて、その流れを毎朝見るだけでも本当に癒されました。
ニワトリが卵を産み、ヤギがいて、猫がいて、犬がワサワサ5−6匹いて、
動物、自然好きのロニーにとっても天国な場所なのでは、と思います。
母屋には両親と9ヶ月のコアくんと長女のマディソンちゃん、三女のグレースちゃんが住んでいて、
男子ズは、母屋の周りにあるトレーラーに住んでいます。ロニーももちろん、2歳違いの兄、ルカ君と同じトレーラーで寝泊まり中。
とにかく、素敵な場所です。
夏にまた戻ってきたい、と私自身もここを第二の故郷と呼べる場所になった事が本当に嬉しくてたまりません!
ということで、2月の終わりから怒涛の海外遠征が続きましたが、
昨日、一人日本二帰国し、不在中にワンコによって破壊された壁紙やら何やら、仕事やら、、、
現実に引き戻されつつ、一人&2匹のパピーとの一ヶ月を、満喫したいと思います。
そして、今回の渡米で、お父さんと話しをした結果、ロニーの出生届を米国大使館に提出して、
アメリカパスポートも持てるように取り図ろう、ということになりました。
親として、できる限りのバックアップをしてあげたいし、彼にとっても、米国人として日本人としての選択肢が増えることは、
この先の人生において、きっと良き方向に導かれると思うから。
出生届の期限が18歳以下の子供二適用される、ということを大使館で確認し、未婚の状態でも当時の関係を立証できれば、
その申請は有効、ということも確認したので、まずは親である私たち2人がいろんな書類を揃えねばなりません。
でも、こういう労力は楽しい!
とりあえず、時差ぼけ中ですけど・・・
そういえば、滞在中、私、ロニー、KOA君9ヶ月、レイチェル、ドミニク、というメンバーで隣町(といって車で1時間くらい。。)の
オレゴン州アッシュランドというとても素敵な町に行ったのですが、その道すがら、数日前に家が火事で全焼してしまった、という
彼らの友人宅によったとき、私が普通に「Ryokoだよ、」とドミニクに紹介され、自然な流れで、私がロニーを紹介する、という流れになったとき、
いつものクセで、「This is my son, Ronnie」と言ってしまったら、即座に、ドミニクとレイチェルから、「No, this is OUR son!!」笑、と
ダメ出しをされてしまい(笑)、なんだか、本当に他愛の無い一瞬のことだったんだけど、とても嬉しかった出来事でした。
とはいえ、第三者が見たら、現在の奥さんと、14年前に4日間だけ一緒にいて子供生んでしまった日本人女性と、それぞれの子供、
父親一人、というこの組み合わせは、特に日本においては、「???」それって・・・という感じかもしれません。笑。
でも、不思議と私もレイチェルもドミニクも、何の感情的なぶつかりがありませんでした。これは出会ったその瞬間、再会した瞬間にすでに感じました。
まぁ、私なんて、4日間しか一緒にいなかったので、自分の記憶にある当時24歳のドミニクと現在38歳ののオッサンになってしまったドミニクとでは、
間違っても恋が再熱すると言う感じはないね、あれ、タイプじゃないな、、とも思っちゃったし(笑)、
レイチェル(現奥さん)もたぶん、私のそんな気持ちをすでに感じていたんだろうと思うし、
何より、レイチェルには、来てすぐに、ちょっとお付き合いしている人も日本にいるのでね、、とさっくりと現状も話してきたので、
そんなことから来る、安心感もあるのだと思います。
2人とも私よりも年下だし、なんだか、私は、彼らの親戚のオバチャン、というポジションが、本当にピッタリな感じで、ちょっと自分でも笑ってしまいました。
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