1月から、千葉のほうにボランティアで病院へピアノ演奏ヘルプに行っているわけですが、
演奏会とかではなく、入院患者さんたちの息抜きレクリエーションの一貫として、
歌を歌おうの会、みたいなので、その歌の伴奏を弾くわけです。
それが、おじいちゃん、おばあちゃんばかりなので、リクエスト曲も
そのじいちゃん、ばあちゃんたちが小学生のときに歌っていた唱歌とか、
演歌とかなので、私はもちろん、介護スタッフも知らない曲がたくさんあるわけで、
そんで、
演歌とかの伴奏って結構クセモノで(笑)、ピアノのプロじゃないから、
弾きながら歌う、とか器用なことできなくて、
歌ってみれば、音程外したり、
音程に集中しすぎると、鍵盤ばっかり見ちゃったり、、
ホント、こんなダメダメ伴奏者ですんません~という感じなのですが、
じいちゃん、ばあちゃんたちは、
ニコニコ笑って、ホワイトボードに貼られた大きな歌詞を見て、歌っています。
できるだけ私も顔を上げて、保育園の先生よろしくみんなを見ながら、
弾くように努力してるんですが、
どの人もニコニコ笑って、
その笑顔は本当に可愛いです。
そんな瞬間、
瞬間を生きてるじいちゃんばあちゃんたちはキラキラしていて、
どんな理屈や理論や言葉よりも、
彼女彼らの笑顔は、
癒しのそのものだなぁ~と思いつつ、ヘタッピなピアノを私も楽しんでいます。
歌の会が終わると、じいちゃん、ばあちゃんたちは、「先生のお名前はなんですか?」とかって質問してくるのです。「先生・・・・?」とか思っちゃうけれど、ピアノを弾く人=先生、っていう観念もなんだか、可愛いらしく思えます。
つくづく、子供とお年寄りには共通点があるなぁ、と実感します。
感情の赴くままに生きている、というか。瞬間瞬間を全うしている感じ。
当のじいちゃん、ばあちゃんたちは自分たちのそんな笑顔が癒しだなんて、
自覚がないのかもしれないけれど、
やはり「笑顔」はこの世の中で、誰しも持っている、一番の光のような気がします。
そう考えると、昨今のお笑いブームはある意味、ホント救世主ですね。
あると思います!笑
千葉駅から更に45分くらい電車に揺られるのですが、朝の時間はこの電車がBOXシートのある「列車」なんですね。窓に映る風景は畑がどんどん多くなってきて、レトロなBOXシートは情緒があって、ちょっとしたプチ旅行みたい。
駅のキオスクでコーヒーとお菓子しっかり買って、窓からの日差しと風景を楽しむのがとても和みます。私にとって、月1回のリフレッシュです。
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