キレイごと

コミュニケーションの基本は、

話し手と聞き手の相互作用。常に、現実存在として(見えている見えていないではなく)、話し手と聞き手はどんなコミュニケーションにおいても、

「瞬時に」プラス、マイナス、いずれにも変化(心理変化)しながら双方にコミュニケーションを行っています。

より良いコミュニケーションを創出するために、

この瞬時の心理変化を常に「プラス」に持ってゆくための努力が必要である、と私は思って日々精進しています。話し手としても聞き手としても。

だからこそ、「ニュートラル」に偏ることなく話を聞き、話を提供したい、と心がけているつもり。

自分を正当化するためのコミュニケーションであっては、プラスにならないと思うから。

話すことは考える、ということだし、それはこうして活字にしていても同じこと。

生きること、は感じること。だし、生きるための考え、思想、話し方や話の内容の中に、その人の人生哲学が反映されてきます。

だから、コミュニケーションにおいて何か問題が生じた時、私はできるだけ双方のコミュニケーションをプラスに持ってゆくため、一方向からの意見や考えを押し付けたり、その時の感情に流されて感情の赴くままの言葉を使うというよりは、プラスの言葉でマイナスをプラスに変化させてゆきたい、という努力を惜しまないようにしているけれど、それが「それってキレイゴトだよね」と一掃されてしまうこともあります。

もっと泥臭く、その時受けたマイナスの気持ちに対して反論したりはっきり、言うほうが人間らしいよ、と、言う感じで、自分としてはコミュニケーションをプラスにしようと思った言葉が、逆効果になってしまうこともあります。

それでも、私は、あらゆる人とのコミュニケーションなくしては成立しない社会の中で生きている過程で、これからも、少なくとも自分は、前向きにプラスの発言をしてゆきたい、そんな風に思っています。

それが本心ですし、「そんなキレイごと言っっちゃって。本当は、自分の言っていることを正当化したいだけじゃん」と言われたとしても、そんな一過性の感情に押し流されないコミュニケーションを築いてゆきたいと、日々願っています。

だってね、つい昨日のこと。めったにケンカをしない、仲良し親子の私たちが、珍しく口論となっったんです。

で、何ともお互いに後味悪く、気分も悪く。そして結果、自己反省。たぶん、お互いに。笑

結局、それって負の連鎖を自分で招いてしまったんだなぁ、と反省しました。そのとき、それこそ、私は、その時の「逆鱗に触れた感情」をただ言葉にして爆発させたし、子供は、そこまでうまく言葉を扱えないので、態度でその怒りを表現(爆発?)させてました。笑。

だけど、そのとき、私がもっと彼の立場になって物事を考えていたら、お互いのそのときのマイナス感情を少しでもプラスにできる言葉かけを心がけていれば、自分ひとりの一方向からの感情に流された言葉を言わなかっただろうな、その言葉で相手をグサリと傷つけてしまうこともなかっただろうな、と、結果論として再認識したのです。

感情は瞬時に変化してゆくからこそ、常にプラスの感情表現、言葉表現を使ってゆくことの奥深さ、そしてそれは、究極、自分を見つめるきっかけにもなるはず。

相手に対して、あるひとつの物事に対して「その時」嫌な感情を持っていたからと言って、その人の人格全てや、それ以降の発言全てを否定する理由にはならないし。

それは、自分の努力や対応の仕方でお互いにとって気持ちの良いコミュニケーションに持ってゆけるから。

と言っても、相手があってのコミュニケーションですから、全てがうまく円滑に行くとも限りません。

そして、そんな時に限って、どちらかがまたはお互いに、「相手を変えたい」と思ってしまっていたりします。

ニュートラルでいる、ってことは、つまり、私にとっては、「肯定的な心」でいることに他なりません。

相手は、「自分の思い通りにはならない存在」です。そして、思い通りに変えよう、なんて心はその人のエゴであり、傲慢さです。

得てして、そんなときに、どうやら、親子の口論は勃発しています。笑。

だから、あるがままの自分を100%受容する、受け入れることにまずはフォーカスする。その結果、あるがままの「相手」を受容できる。そんな風に感じています。

親子は、同居している以上、日々顔を合わせるので、やはり、日々、お互いにとってプラスのコミュニケーション、肯定的な心で「自分も」「相手も」受容する、尊重する心が本当に必要だな、と改めて実感しましたv

そして、何よりも、「引きずらないこと」。これは大事だと考えます。心の切り替え。

そんな私たちは、昨日の口論がまるで存在しなかったかのように、今日は、はつらつと朝からなぞなぞ合戦を繰り広げて仲良し親子に元通りです。笑

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP