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★Bilingual MC TIPS&HINTS
どんな仕事でも同じですが、どんなにマニュアルがあっても、
実際の現場では、マニュアル通りに進まない展開になることが多々あります。
司会者として、バイリンガルコミュニケーターとして現場で業務を行うときにも
突発的なハプニング、変更は常に発生する、と考えて現場に臨む必要があります。
よく、「原稿があればバイリンガルMCとして仕事ができるんですけど・・」とおっしゃる方もいますが、それでは現場で突発的に何かが起きた場合にどうやって対応するのでしょうか??
スピーチ通訳は不要、と言われて完璧な原稿と共に現場に挑んだけれども、当日、内容が変更になり、スピーチの通訳をお願いされた、というケースもあります。
クライアントは、バイリンガル司会者、として依頼をしているわけですから、それ相当の実力と対応力を当然のように求めてくることも多いのです。
バイリンガルMC、と自らを位置づける限り、どんな場面でもどのような変更が突然生じても、それらに臨機応変に、また柔軟に対応してゆく姿勢と行動力、勇気、能力が必要です。
企業から渡される原稿一つとっても、それらがアナウンス技術に熟知している方によって作成される場合はあまり多くありません。つまり、英語にしても、日本語にしても、一見すると、また実際に文法上は何ら間違った表現ではありませんが、それが、司会者としてマイクを通じて進行する文章として、どうなのか?と見た場合、多くは、与えられた原稿を多かれ少なかれ、リバイスを行う必要性があります。
原稿を作成している人も、生身の人間です。小さなスペルミスがあったり、プログラム上と異なる登壇者の名前になっていたり、、ということは実際にあります。
それらに対してダメ出しをするのではなく、司会者の業務のひとつとして、プロの立場で当日、きちんと表現を変更したり、内容を再確認することは、必須の業務であり、責任であると、私は思っています。
だから、原稿があるから安心~では、100%の顧客満足度を達成することはできません。
レッスンでは、現場における突発的な変更、ハプニングのケーススタディをできるだけ多く皆さんにお伝えして、どのような場合にも対応できうる精神力も合わせ身につけて頂けるよう、「自分を知る」という点にフォーカスしてメンタル的なお話も多くします。
どんなに語学力に長けていても、どんなに司会者技術に優れていても、
「その人自身」が自分の魅力について、熟知していなかったら、
その司会者から発せられる言葉には「心」がついてゆきません。
書かれた原稿を正しく、はっきりと、わかりやすく読むだけでは司会者にはなれません。大勢の前に立ち、大勢の人々の前で進行をする、という業務は技術力に加えて、「人間力」が大きく問われます。
レッスンでは、この「人間力を育てる」という部分に、時間を多く使って参加者一人一人の魅力を引き出してゆくワークも行っています。
明日から12月師走ですね。
寒さも一気に強まり、喉が乾燥する季節でもあります。
うがい、手洗い、抜かりなく励行しましょう★
Love and Aloha,
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