ウメさんさらば。

 庭のウメの木を切ることにしました。

 小さいけれど、タワワに実をつけてはいるものの、枝、という枝にはびっしりと、枝が見えなくなるくらいの害虫です。
 昨年発生して、今年もです。
 虫が平気な私もさすがに、その形相には、背筋がゾッと鳥肌たちます。普通に気持ち悪い。

 去年はカイガラムシだけで、まだマシだったんだけど、今年は、おそらく蛾の幼虫らしきものも大量発生していて、ウメさんの枝をズームアップしようものなら、ホラー映画もびっくりです。

 キンモクセイの木の葉を元祖枝きり鋏?で剪定していたら、我が家の常連、セキレイみたいな白黒の鳥が3匹、電線の上からその様子をキョキョキョキョキョ、と鳴きながら見ています。
 このキンモクセイの茂みの中は、彼らのたまり場なのだ。
 毎朝、朝早くから、キョキョキョキョと鳴いて、我が家の目覚まし時計になってくれているのだ。

 「ダイジョウブだよ。ちょっと剪定するけど、外から中心部分は見えないから。安心して」
 
 と、話しかけたら、3匹は、
 家の屋根の上にあるアンテナの上に移動して、またキョキョキョキョキョキョ、と鳴いています。

 さるすべりは、スズメたちの憩いの場所になっています。米粒入りプレートぶらさがっているから。彼らは現実的です。かなり。

 モミジの木も、新緑がすごいです。少しオレンジ色にすでに変化しているところもあります。今年は、このモミジの葉っぱを使って何かアートなものを作りたいです。(最近、絵、、描いています。絵、と言えるほどのものじゃないけど。スケッチブックに。)

 元祖枝きりバサミは、全長3メートルくらいまで伸びるのですが、3メートルもの棒を上に向けて、バランスとりながら剪定する作業は、宣伝されているような「楽チン枝きり」ではありません。
 バリバリガンガン肉体労働です。
 普段使わない、背筋と、わきの下が筋肉痛です。

 家の中をアリンコが歩き回っています。そのうちキッチンにも彼らは登場します。あと1ヶ月くらいの間に。

 アリンコが家の中を徘徊する季節が訪れると、もう、暖房器具を片付けてもいいよ、という合図です。

 家の外のあちこちにかけられている、バンブーチャイムやウィンドウチャイムの音色が心地よく、家の廻りで奏でられていて、癒しの音の空間ができあがっています。

 この音が心地よく感じられる季節になったら、網戸全開で過ごす季節だよ、という合図です。

 2年目にして、超高級、と言われている贈答用のブルーベリーの木がやっと花を咲かせました。去年は、なかなか植えた土に馴染まなかったみたいで、しょんぼりしたすっぱいブルーベリーでした。
 今年はきっと、超高級なブルーベリーを食することができるかもしれません?庶民的な我が家の庭の土で根付いたから、庶民的なブルーベリーの味になっちゃうでしょうか?

 そろそろクモたちも、家の中を徘徊することでしょう。(ほっときゃいいのに・・・・という私の思いと関係なく)いちいち、息子が庭に逃がす日々が始まります。

 とかげ、ヤモリ、カナヘビも、庭でゴソゴソ、と動き始めています。いろんな幼虫も土の中から出てきました。
 
 井の頭公園では、そろそろさくらの木の下に、大量の毛虫が発生する時期です。注意が必要です。

 井の頭公園には、青大将という種類の臭いヘビも生息しています。無毒です。子供のおもちゃになるヘビです。(私はよく青大将で子供の頃遊んでいました)。あと数ヶ月もすると、運がよければ、公園内、草むらから草むらへ横断する青大将に遭遇することができます。子供だったら、割と簡単にゲットできるラッキーな人もいるかもしれませんね?

 自然の生活を感じながら、人間の生活の変化や季節を感じることができる幸せは、私にとってこの上ない幸せです。ありがとう。Nature

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